鍋奉行はするけれど、すき焼きには自信がない私。たまにしか食べないので、久しぶりにすき焼きするとドキドキしてしまいます。
とにかく、鍋に入れる順番が不安で…。唯一自信があるのは、生卵を溶くことぐらい。
こんなレベルで作ってみても、食べてしまえばすき焼きの味がします。でも、手順があやふやなので“本格的”なすき焼きには程遠い…。すき焼きのマナーを点数化したら、赤点の予感です。
私のように、すき焼きに自身のない方。“すき焼きの作り方・食べ方”を覚えて、すき焼き奉行しませんか?
- すき焼きの具材を入れる順番
- 関西風と関東風の違い
- すき焼きで溶き卵を断るのはマナー違反?
- 白滝とお肉は離すべきか?
すき焼きの具材を入れる順番
あなたはすき焼きの具材を入れる順番、ご存知ですか?マナーとしても気になるところ。
火の通りが早いものと遅い物があるので、この順番を間違えると
なんてことが起きてしまいます。まずは具材を入れる順番をチェックしましょう!
- お肉
- ネギ・白菜
- しいたけ・春菊
- 白滝・豆腐
- お肉
それぞれのステップを細かく解説していきますね!
ステップ1 お肉を1~2枚
まずは、牛脂ですき焼き鍋に油をひきます。それからお肉を1~2枚入れましょう。
すき焼き用の牛肉を買うときに、牛脂が付いてくることがあります。もしくはお肉コーナーに無料の牛脂が置いていますので、ゲットしちゃいましょう。
お肉は火が通るのに少し時間がかかります。しかし、全てのお肉を最初に入れてしまうと、他の具材が煮える頃には硬くなってしまいます。
最初に入れるお肉1~2枚は、出汁を出す係として入れましょう。牛脂でサッと焼くイメージです。
ステップ2 ネギ・白菜
水分の多い野菜から順番に入れていきます。ネギは始めに入れて焼き目を付けましょう。より一層おいしそうに見えますね。
そして、水分が多く出る白菜も先に入れちゃいましょう。
ステップ3 しいたけ・春菊
次に、しいたけと春菊を入れます。次第に野菜の水分が出てきて、おいしそうな出汁ができてきます。
ステップ4 白滝・豆腐
一通りお野菜を入れ終わったら、白滝と豆腐を入れていきます。すき焼きには焼き豆腐がマッチしますね。
一つ一つの具材が煮えるまで待つ必要はありません。どんどん入れちゃいましょう。
ステップ5 残りのお肉を入れる
ここまできたら、残りのお肉を入れましょう。最初に焼いたお肉と野菜の出汁で、煮るイメージです。
加熱しすぎると硬くなってしまいますから、お肉の状態は常にチェックです!
すき焼きのお肉と言えば、牛肉がメジャーですね。もちろん豚肉や鶏肉でもOKです!
続いては関西風・関東風の味付けの違いをご紹介しますね。
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関西風と関東風の違い
味付けの手順が地域によって違うのも、すき焼きの面白いところ。主に関西風・関東風と分かれています。その違いを解説しちゃいます!
関西風・関東風は、味付けの仕方に違いがあります。
関西風
元祖と言われている関西風。お肉を焼いたら、直接お鍋に砂糖と醤油を入れます。調理酒も入れるところがありますね。
これら調味料のさじ加減で味が大きく変わるのが関西風の特徴ですね。そのときの具材で水分量が変わってくるので、砂糖と醤油の量をその場で加減していきます。
また、野菜の汁けが少ない時には、火加減にも気を付けなくてはいけません。“関西風は家庭によって味が違う”と言われるのも納得です。
関東風
一方関東風は、あらかじめ“割り下”という調味液を作っておき、お鍋に入れていきます。お肉やネギに焼き目が付いたころが、割り下投入のタイミングですね。
関東風で用いられる割り下は、あらかじめ決められた分量でできているので、ある程度似た味付けになります。
ちなみに、市販されている“すき焼きのたれ”は、割り下の役割を果たす調味液なんですよ。
調味料を直接入れるか、あらかじめ合わせておいた調味液を入れるか。それが関西風と関東風の違いなんです。
卵は必ずしも必要なのか?
すき焼きといえば溶き卵がつきものです。でも、生卵が苦手という人は結構多いはず。
そこで気になるのが…。
すき焼きで溶き卵無しはマナー違反なのか?ということ。
そもそも、なぜすき焼きと溶き卵がセットなのでしょう?
それは、アツアツのお肉を食べる時に火傷を防ぐため。溶き卵にお肉をくぐらせて、少しでも温度を下げるのが目的なのです。
と思っていました。けれでも実際は違っていたんですね。
私の母も、生卵が苦手…。すき焼きの時には卵の出番はなしです。それでも、とても美味しそうに食べています。
だから、私はこう思います。
苦手な方は、遠慮せずに卵を断って大丈夫です。自分好みのすき焼きを味わいましょう。
生卵が苦手ならシメに使おう!
そんなあなたには、こんなアイディアも!
卵が出汁のうま味をいっぱい吸って、美味しいシメうどんになりますよ。
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白滝とお肉は離すべきか?
お肉と白滝は隣同士に並べてはいけない?
そんな話を聞いたことはありませんか?
“白滝の成分がお肉を硬くする”というのが定説になっています。鍋に入れるとき、お肉と白滝は離して入れることがマナーとなっていました。
すき焼きだけでなく、肉じゃがを作るときも
と感じていました。ただの煮込みすぎ?
果たして、白滝はお肉を硬くさせてしまうのでしょうか?
突然ですが、ここで日本こんにゃく協会からビッグニュース!
という結果が出ました!
なんて叱られてきた人にとっては名誉挽回のチャンス!?
これからは、お肉と白滝をうっかり隣同士にしてしまっても、気にしなくて大丈夫です!
しかし、科学的根拠があっても、古いイメージを持ったままな方との衝突は起こりそうです。そのため、無難にお肉と白滝は離して並べると良いでしょう。
白滝は下ごしらえをしてアクを減らそう
歯ごたえが良く、子供にも人気の白滝。ですが、白滝は煮るとアクが出てきます。
すき焼きをする前に、必ず下ごしらえしましょう!
- 熱湯にくぐらせる
- 下茹でをする
このどちらかです。水洗いだけでは不十分ですよ!
下ごしらえを怠ると、生臭さも出てしまいます。美味しい白滝を味わうためにも、このひと手間をお忘れなく!
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まとめ
具材を入れる順番・味付けの方法をマスターすれば、堂々とすき焼き奉行ができそうですね。
今まで関東風ばかり食べていましたが、旅行に行ったら関西風も堪能してみたいです!