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秋の高級食材といえば“松茸”。特に、国産の松茸は採れる数が少ないため、店頭に並ぶと予算を大幅に超えたビッグプライス!大大大奮発して買ったそんな松茸に、虫がいたら超級のショックですよね。
手が出しやすい価格で売れられている輸入松茸も、切ってビックリ!虫がいることがあるんです。
果たして、虫食いにあってしまった松茸は食べれるのでしょうか?
松茸の中にいる虫も、意外と簡単に出せちゃいます。必要なのはキッチンにある塩と水だけ!
ということで今回は、虫食いにあった松茸について詳しく解説していきます!
- 松茸が虫食いにあっていたら、食べれるのか?
- 松茸の中の虫を追い出す方法
- 虫がいない松茸の見分け方
- なぜ松茸の中に虫がいるのか?
虫食い松茸は食べれるのか?
虫が隠れていた松茸も、諦める必要はなし!ちゃんと食べれます。むしろ虫ごとでも食べれます。
虫の幼虫はタンパク質豊富です。ご馳走として食べる民族もいますし、加熱することを前提にすれば、基本的に私達も食べれます。
と言っても「虫ごと一緒に食べちゃいましょう!」というわけではありませんよ。もし食べてしまっても、全く問題ないということです。
でもやっぱり、虫はできるだけ口にしたくないですよね?というわけで続いては“虫出しの方法”を紹介します。
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松茸の虫出しは塩水を利用する
松茸を虫ごと食べるわけにはいきませんから、さっさと出て行ってもらいましょう。
虫は軸の部分にいることが多いので、まずは軸の先端部分である“石づき”の処理から行います。
- 包丁の先を使って、カッターで鉛筆削りをする要領で石づきを削り取っていきます。
ここで、黒い穴を発見したらそれが虫食いです。 - 流水で全体を軽く洗ったら、縦にスライスします。
すると、虫食いの全容が見えてきます。 - スカスカに食われてしまっている部分は取り除きましょう。
- 水400㏄・塩小さじ1で塩水を作り、そこにスライスした松茸を15分程漬けます。
- サッと流水で洗い、キッチンペーパーなどで水分をとれば処理は完了です。
水からあげる時には、出て行った虫を一緒に引き上げないように注意してください。
虫出しをすると、犠牲になってしまうのは松茸の香りです。
水に漬けてしまうので、松茸の魅力である香りが多少失われてしまいます。香りが弱くなる程度で、全く無くなるわけではありませんが…。虫食いで取り除いてしまった部分もあると考えると、“焼き松茸”は難しくなるでしょう。
塩水で虫出しした松茸は“松茸ごはん”にするのがおすすめです。
虫食い松茸の見分け方
虫への対処法は分かりましたが、できれば虫にご対面しない松茸を選びたいですよね。鮮度の良い松茸を選べば、例え虫の卵が産み付けられていたとしても、幼虫が出てくる前に食べることができます。
松茸の鮮度が落ちると、中で虫が育ってしまう可能性が高まります。そのため、なるべく鮮度の良い松茸を選びましょう。
- 軸がしっかりしている
- かさが開いていない
- 香りが良い
- 乾燥していない
まずは“軸”を見るのがポイントです。
新しい松茸は、しっとりとした感じがありつつも硬さがあります。
鮮度が落ちたり虫に食われているものは、軸がフカフカと柔らかくなっているので、できれば購入時に直接触って確かめるとよいでしょう。
しかしパックに入っている場合、触感では確かめにくいですよね。そんな時は、かさの開き具合・香り・乾燥に注目しましょう。
鮮度が落ちるとかさが開いていきます。香りが落ちたり、乾燥しているのも鮮度が落ちてきているサインです。ぜひ覚えておきましょう。
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松茸は虫に好かれる?
松茸の中に隠れている虫は、キノコバエの仲間の幼虫です。松茸の中に卵を産み付け、孵化して幼虫になります。そのタイミングで私達が発見してビックリ!というのがよくあるパターンです。
実は、松茸以外のキノコ類にも虫がついていることは珍しくありません。
スーパーで売られている、シメジ・エノキなどは室内で菌から栽培されているので“虫食い”に遭遇することはありません。
反対に、原木のしいたけや山で採れる松茸などは、自然の中で育つので、虫が付くのも仕方がないのです。
農薬を使っていないキャベツなどにも芋虫が隠れていますよね。“虫が食べる=美味しい証拠”というわけです。
まとめ
- 虫食いにあった松茸も食べれる
- 虫出しは塩水を利用する
- 新鮮な松茸は軸がしっかりしている
- 自然で育つ松茸に虫は付き物
虫に食われてしまった松茸も、虫出しをすることで食べる気が湧いてきますよね。買ってきた松茸は“すぐに食べる”ことで、例え卵が産み付けられていても幼虫と遭遇する可能性が減るでしょう。
虫食い以外の松茸は、塩水に漬けることはもちろん、水でゴシゴシと洗ってはいけません。ぬるま湯で手を濡らし、その手についた水分で土を落としていくという、松茸に優しい作業をします。“香り松茸 味しめじ”というように、松茸の香りをできる限り落とさないように下処理しましょう。
輸入された松茸は、原産国によって多少形や味が違っており、その関係もあってか虫に食われにくい松茸もあるようです。ただ、国産の松茸は高い確率で虫に遭遇しますので、
- 虫がいて当たり前!
- これこそ国産松茸!
という気持ちでいたら、ショックも軽減されるでしょう。
ちなみに、スウェーデン・フィンランドの松茸は、DNA解析で日本の松茸とほぼ同じレベルの遺伝子だということがわかっています。国産に手が届かないという方は、こちらの輸入松茸を探してみてはいかがでしょうか。