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夏になると、真っ赤に実るトマト。栄養たーっぷりの緑黄色野菜です。
育てやすいこともあり、ご家庭でも家庭菜園で作る人も多いのではないでしょうか?うちの娘もミニトマトを学校の授業で育てていて、実った鉢をウチに持って帰ってきましたよ~。
さて、そんな育てやすいトマトですが、時々緑のまま収穫してしまったり、店頭で売っているものも半分緑だったりと、真っ赤になる前のトマトを手にして、
となったこと、ありませんか?【青トマト】ともいわれる、緑色のトマト。赤くないと、なんだか美味しくなさそうだし、固そうだし、もしかしたら毒素があるかも…なんて思うと、食べるのに躊躇してしまいますよね。
では、そんな緑色のトマト、果たしてそのまま食べられるのでしょうか?
緑色のトマトは食べられるの?
ツヤツヤしていても緑色のトマトをそのまま食べようという気には、なかなかなりませんよね。実際に緑色のまま食べることは可能なのでしょうか?
緑のトマトは完熟してはいないものの、食べることは可能です。ただし、そのまま食べても美味しいものではありません。青臭さもありますし、えぐみもあります。生のままでは非常に食べ難いでしょう。
では、毒はないのでしょうか?
トマトには“トマチン”という毒性のある成分が含まれています。名前は非常に可愛らしいのですが、これはジャガイモの芽に含まれる“ソラニン”という成分と同じような毒性があります。そう聞くと、
でも大丈夫!トマトの“トマチン”は、よほどたくさん食べない限り体に害は出ないんです。トマチンの毒性は、一度に緑の未熟なトマトを150kgほど食べない限り、健康状態の心配はないと言われています。
日常的に食べるトマトなんて1個や2個程度でしょう。ジャガイモの芽の毒性に比べると、微々たる量です。つまり、これくらいの量では体に害はでない、という訳です。
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緑色のトマトをおいしく食べる方法?
完熟前の緑色のトマトをそのまま食べるのは、えぐみもあるし、青臭いし、ちょっと勇気がいりますよね。では、一体どのようにして食べるのが良いのでしょうか?
方法としては2つ。一つ目は追熟してから食べる方法。二つ目は調理してから食べる方法です。順番にご説明しましょう。
追熟する
その名の通り、緑色のものを赤く完熟させる方法。いくつかご紹介しますね。
トマトを日当たりのいい場所に置いておく
これだけで数日後には赤くなります。簡単ですよね。全体を赤くするには、ヘタを下にしておくと良いですよ。
りんごの力を借りる
ビニール袋にりんごとトマトを一緒に入れておきます。常温で数日置いておくと、りんごのエチレンガスの力で、比較的少ない日数でトマトが赤くなりだします。時々様子を見て、蒸れているようなら、ビニールの口を開き、換気してあげてくださいね。
湿らせた新聞紙に包む
テレビでも紹介された方法ですね。霧吹きを使い、新聞紙を湿らせ、トマトを包んで日の当たらない場所に置いておきましょう。数日で赤くなりますよ。新聞紙が乾いてきたら、再度霧吹きで湿らせましょう。
どの方法も、追熟することでトマトの甘味がアップしますので、ぜひ試してみてくださいね。
調理する
では次に、調理する方法です。
加熱する
通常のトマト料理のように加熱してあげると甘みが増します。お砂糖と一緒に煮て、ジャムにする方も多いようです。また、フライにすると中がトロっとして美味しいですよ。普通のトマトより酸味は強いですが、爽やかな味わい、また鮮やかなグリーンも楽しめますね。
ピクルスにする
酸味を生かし、ピクルス漬けにして食べても美味しいです。酢やお砂糖などの調味料を煮立たせて、カットした緑色のトマトを漬けておくだけ。出来上がりまで2週間ぐらいかかりますが、意外と簡単に作ることができます。ピクルスの素を使えばより一層簡単にできますよね。お料理の付け合わせになるので、重宝しますよ。
まとめ
- 緑色のトマトも食べられる
- 追塾・調理してから食べるとよし
今回は緑色の未熟なトマトについてご紹介しました!最近のスーパーでは、最初から緑色のトマトだったり、黒っぽいミニトマトだったりと、昔とは比べ物にならないぐらい様々な種類のトマトを販売していますねー!
今までは
と捨てていた緑トマトも、赤いトマトとはまた違う美味しさを楽しめるということが分かりましたね~。
トマトは栄養満点の緑黄色野菜です。赤いトマトも、緑色のトマトも、美味しく食べて、元気いっぱいになりましょう!