かぼちゃは消化にいいか?胃に優しい皮の調理法も解説!

胃炎になると、必ず病院から

消化のよい食事を心がけましょう。

というお手紙をもらってくる私。

消化にいい食べ物って、大体目につくのは“おかゆ”。でも、飽きてきてしまうんですよね…。胃の負担にならない食生活を意識しつつも、いろんな食べ物・料理を食べたいと思っていました。

そこで、弱った身体に栄養をつけるにはもってこい、万能野菜と呼ばれる“かぼちゃ”に注目してみました。調理法も色々あるし、飽きることもなさそう♪

果たして、かぼちゃは消化にいい食べ物なのでしょうか？あの緑色の皮の部分も食べて問題ないのでしょうか？

かぼちゃを胃炎中の食の味方にするべく、調べてみました。

かぼちゃは消化によい！

かぼちゃの消化にかかる時間は、2時間以内と言われています。これって早いのでしょうか？

実は、果物類などもっと早く消化する食べ物もあるので「すごく消化が早い！」という訳ではありません。しかし、消化にかかる時間が3時間以内と言われている“サツマイモ”や“ゴボウ”などの野菜に比べるとかぼちゃの消化は早い方だと言えます。

ここでのポイントは、かぼちゃの調理法。私は、かぼちゃは煮ることが多いので、結構柔らかくして口に運んでいることになります。胃炎の時は、さらにくたくたに煮ています。

そんなわけで、かぼちゃは食物繊維を豊富に含んでいるにも関わらず“柔らかく”調理することができるので、「お腹に優しく、消化しやすい」形に変身させられると言えます。

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かぼちゃの皮は調理次第

ところで、気になるのはかぼちゃの皮。あの緑色の硬～い皮、一般的には消化によいとは言えないようです。

私も、子どもの離乳食の時を思い出しました。かぼちゃを食べさせるといつも便として排泄されていた皮。あのハッキリと主張した緑色の皮は「消化しにくい」と言えるでしょう。

でも、実よりも更によく煮れば柔らかくなりますので食べてOKです。かぼちゃの皮にも食物繊維をはじめ、栄養がたっぷり含まれているので、硬さの問題さえクリアすれば消化もうまくいくでしょう。

消化にいいかぼちゃの皮の調理法

かぼちゃに含まれているβカロテンは熱に強く、油で炒めるとビタミンAとなって栄養価が上がります。しかし、油を用いると消化に時間がかかり、胃に負担がかかります。

かぼちゃを油で炒める場合、栄養素は増すけれど、消化によいとは言えなくなります。天ぷらなど油を大量に使う揚げ物は注意です！

かぼちゃのそぼろ煮など、お肉と合わせたメニューにも気を付けましょう。お肉の消化にかかる時間は、約12～24時間と言われているので、お肉と一緒に調理するとこれもまたスムーズな消化の妨げになるでしょう。

かぼちゃの消化の良さに期待して食べる場合は、油や一緒に調理する食材にも気を遣うことが大切です。

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消化にいい食べ物とは？

そもそも、“消化によい”とはどういうことなのでしょうか？

消化の鍵を握るのは“胃”です。胃に留まる時間が短い・胃への負担が少ないことが消化によいと言えます。

この二つの働きを助けるために簡単にできることもあります。食物を、細かく刻む・柔らかく煮込むこと。

かぼちゃを刻む時は、生だと硬くて大変なので電子レンジで加熱し柔らかくしてから刻むのがおすすめです。お粥などに入れる時も、別茹でせずに一緒に炊けますよ。

かぼちゃを煮込む時には、皮をとってしまう（別で調理する）か広めに面取りをすると火が通りやすくなります。

ちょっとしたひと手間が、消化の手助けになるんですね！

消化によいかぼちゃレシピ

私がよく作っている、消化のよさを意識したかぼちゃレシピをご紹介します！

 
元気な家族には、シンプル煮物をつぶしてマヨネーズであえ玉ねぎ・枝豆・チーズなどを加えたかぼちゃサラダが喜ばれますよ♪
 

 
お子さんの体調不良の時や離乳食におすすめです。
 

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まとめ

 
かぼちゃは、多様なメニューに用いることができます。焼いたり揚げたりもおいしいですよね。

でも、消化のよさに期待したいときは、「油は控える」「柔らかくする」「シンプルな味付け」を心がけましょう。一緒に調理する食材も、消化時間の長くかからないものが良いでしょう。

飛びぬけて消化によい野菜という訳ではありませんが、より消化のよい形に調理しやすいというのがかぼちゃの良い点ですね。体調の悪い時には、栄養満点のかぼちゃをうまく活用しましょう！