紅葉の仕組みを子供にわかりやすく教える方法を考えてみた!

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夏の暑さもだんだんと和らぎ、さわやかな秋晴れの日が何とも心地よい季節になりましたね。涼しい風の中、子供たちと散歩をしていると、こんな質問をされました。

あの葉っぱ、なんで赤いの?
こっちは黄色いよ~

紅葉した木々の葉を見て、不思議に思ったんですね。子供たちにしてみれば、確かに“葉っぱ=緑”という認識でしょうから、秋の赤や黄色の葉は不思議なもの。

実際に大人の私でも、“秋になったら紅葉”ぐらいの知識しかなく、そのメカニズムはいまいちわからない・・・。

これじゃ、子供たちに「なんで赤いの?」と質問されても、上手く答えることができないことに気が付きました(-_-;)

次に子供たちに聞かれた時には、理由をわかりやすく教えてあげたい!ということで紅葉の秘密について調べてみましたよ~。

この記事を読むとわかること
  • 説明する以前に紅葉の仕組みがわからない
  • なぜ葉っぱは赤いのと黄色いのがあるの?
  • 子供にわかりやすく説明する方法って?

 

紅葉の仕組みをまず知っておこう


秋になると、寒さと共に木々の葉の紅葉が始まりますね。その美しさにうっとり。というのも日本の四季の楽しみの一つです。

ではその“紅葉”。一体どういうメカニズムで起こるのか、一緒に見ていきましょう。

紅葉と黄葉の違い

まず、ほとんどの人が緑の葉が赤や黄色に色が変わることを“紅葉”と思っていますが、字のごとく、葉が赤くなることを“紅葉”というのが正しい表現です。

黄色に変わることは“紅葉”ではなく、“黄葉”(こうよう・おうよう)と表現することを知っていましたか?あまり目にしないですが、黄色に変わるわけですから、「なるほど!」という感じですよね。

黄葉する代表的な葉は“イチョウ”。秋になるととってもキレイな黄色に染まりますよね。

紅葉する代表的な葉には“カエデ”“モミジ”等があげられます。山一面真っ赤に染まっているのを見ると、その美しさに圧倒されてしまいますよね。

どちらもとてもキレイで感動的ですが、実は“紅葉”と“黄葉”ではちょっとそのメカニズムが違います。ではそれぞれのメカニズムについて、お話していきますね。

葉が黄色くなる黄葉のメカニズム

まずは仕組みがちょっと簡単な“黄葉”から。

夏に多く見られる緑の葉の中には、葉緑体に“クロロフィル”という緑色の色素がたくさんあります。一緒に“カロチノイド”という黄色の色素も含まれていますが、夏の間は光合成をするため、“クロロフィル”の方が量が多いんですね。なので黄色は目立たず、きれいな緑色の葉っぱに見えるというわけなんです。

涼しくなり太陽の光が少なくなると、光合成する力が弱くなります。すると必要のなくなった“クロロフィル”の働きも弱まり、分解されるようになります。そうすると、いままで隠れていた黄色の“カロチノイド”が目立ってくるようになるんです。“カロチノイド”は黄色い色素ですので、葉も黄色に見える、という現象が起こります。これが“黄葉”の正体というわけなんですね。

葉が赤くなる紅葉のメカニズム

次は“紅葉”のメカニズム。

まず、秋には落ち葉が良く落ちていますよね。先ほども出てきましたが、秋になると太陽光が弱くなるため、光合成をする力が弱まっていきます。だんだんと葉が必要なくなるので、冬に向けて葉を落とす準備が始まるんですね。

いらなくなった葉を落とすため、葉の付け根に、コルク質の離層という組織ができます。そうすると、光合成によって作られた“糖分”が運ばれずに、葉の中にどんどん貯まってしまう現象が起きます。

こうして糖度がアップした葉に日光(紫外線)が当たると、 “アントシアニン”という赤い色素が生成されます。この赤い色素が、分解されている緑色の“クロロフィル”よりも目立って出てくる、ということにより、葉が赤くなるというわけなんですね~。

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メカニズムはわかったけど、子供にどうやって教える?


紅葉、黄葉の仕組みはなんとなくご理解いただけたと思います。ですがこの内容。幼児や小学校低学年の子にそのまま話しても、難しくて頭に“?”がいっぱいに(笑)

どうしてもうまく伝わらないですよね。うちの子ならきっと、

ママ~、なんの話~?
う~ん、わかんない!

ということ間違いなしです(;^_^A

ではどうやって説明してあげると、わかりやすいのか、考えてみました。

木も、寒い冬には冬眠しておねんねしちゃうんだって。

寝ている間は栄養(ごはん)はいらないから、栄養を作っている緑の葉っぱはいらなくなっちゃうんだ。

そうすると、緑色じゃなくてもよくなるから、赤や黄色に変身するんだよ~。

 
と、こんな具合ですかね。これならなんとなくニュアンスが伝わるかと思います。高学年ぐらいになると、ちょっと難しい説明でも、興味があればなんとなく理解はしてくれるはず。

とりあえず小さいうちは、より分かりやすく伝えてあげるといいですね。

まとめ

今回のまとめ
  • 秋になると光合成が弱まるため、葉が落ちる
  • 葉っぱが赤くなるのは紅葉、黄色くなるのは黄葉
  • 子供に説明するときは、まず自分で理解し、それを子供にわかるよう簡単な言葉で教える

 
小さい子供は様々なことに興味を持ちます。時には大人でも理由がわからないこともありますよね。

そんな時に、ちょっとでも興味を失わない様、何かしら答えてあげることが必要です。

「知らない」、「わからない」の一言だけではなく、

不思議だね~。ママと一緒に調べてみようか。

などの言葉がけがいいですね。

今回ご紹介した紅葉のメカニズムを知っておけば、取りあえず葉の色の変化についてはクリア!!今年の秋は家族で紅葉を楽しみながら、お子さんに色の変化の秘密を教えてあげてみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

宮城県在住の2児の母、ともえです。 親子で楽しめるような、アットホームなブログ作りを目指してます。 良かったらコメントしてくださいね。

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