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もうすぐ節分。節分というのは、季節を分けるという意味があり、
- 立春
- 立夏
- 立秋
- 立冬
それぞれの前日を指しています。中でも、旧暦で新年の切り替わりとなる立春の前日は、とても重要な日です。いわゆる2月3日の節分ですね。
季節の変わり目は、“鬼や魔物が出やすい日”と言われていて、その鬼を退治するのが、“豆まき”です。
この時期になると、うちの子も保育園で毎年“鬼の面”を作ってきます。ここ数年の我が家の節分は、その鬼の面をお父さんがかぶり、子供たちが豆を投げつけて鬼を追い払う、という感じです。
子供たちはワイワイ楽しそうにやっていますが、テレビで見る節分って、なんかちょっと違う…。お相撲さんや、有名人の方が、ちょっと高い位置からみなさんに豆などを撒いていますよね。
果たして、正しい豆まきの仕方は、どのようなものなのか?一緒に学んでいきましょう!
本当の豆まきの仕方では鬼役がいない!
準備するものは2つです。
- 炒った大豆 or 落花生
- 豆を入れる升(マス)
枡を手に持ったら、まずは家中の窓を開けましょう。家の一番奥の部屋から豆まきスタートです。
「おにはそと~!」の掛け声とともに、窓の外に豆を投げます。豆を投げたら、すぐに窓を閉めましょう。
窓をすぐ閉めないと、鬼が戻ってきてしまいます。“窓を閉める係”もあらかじめ決めておくといいですね。
窓を閉めてから、「ふくはうち~」と部屋の中心に向けて豆をまきます。
奥の部屋が終わったら、玄関に向かって各部屋に移動します。次々豆をまき、まき終わったら窓をすぐ閉める、を繰り返します。トイレやお風呂にも、ちゃんと豆をまきましょう。
最後に玄関です。「おにはそと~!」と鬼を追い払ったら、外から玄関に向かって「ふくはうち~」と豆をまきます。
奥の部屋から玄関へと、どんどん鬼の逃げ場を失くして、追い払うというイメージですね。奥から順番にやらないと、家中あちこちに逃げ回られ、上手く追い払うことができませんよ。
鬼役がいないのに鬼は外?
豆まきって、鬼のお面をかぶったお父さんに向けて、豆をまくというイメージが強いですよね。
実はこの鬼役、実際はいなくてもいいとされています。“節分の鬼=邪気”。つまり、目に見えないものだからです。我が家でも子供たちに“心の中にいる鬼を退治するんだよ”なんて教えていますよ。
豆まきをする人は誰がいいの?
うちもそうですが、大抵子供が豆をまきますよね。ですが、本来行うべき人は、
- 家長(一家の主)
- 年男・年女
- 厄年の人
なんです。家長や年男の方が豆まきすると縁起が良く、厄年の人がすると“厄が落ちる”とされています。
豆をまかない人は、まく人の後ろで「おにはそと~!」「ふくはうち~」の掛け声をかけます。合いの手を入れる感じですね。
まいた豆は何個食べる?
まいた豆は拾い集め、自分の年齢より一つ多く食べることで、福を取り入れるとされています。
- 歳の数だけ
- 年齢より一つ多く
どちらも言われていますが、これは年齢の数え方からきているもの。通常使っている“満○○歳”ではなく、“数え年”で年齢を数えるからです。
数え年は、1月1日に歳をとるという数え方。1月1日~2月3日の間に誕生日を迎えていれば、満年齢の数でOKということですね。2月4日以降に誕生日が来る場合は、年齢より一つ多く食べると良いでしょう。
豆を食べる代わりに福茶を飲んでもOK!
ただ、私も毎年悩むのですが、
となってしまうんですよね。歳の数を一度に食べきらなくてもいいのですが、豆が苦手な私には、ちょっとずつでも苦痛です。
そんな方は、“福茶”を飲むだけでもいいそうですよ。
福茶の作り方
- 豆まきの豆:3粒
- 塩昆布or昆布の佃煮:適量
- 梅干:1粒(種をとる)
- 熱湯or緑茶:180cc
作り方は簡単です。材料を全部入れ、熱湯or緑茶を注げば出来上がり!お手軽ですね~。
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鬼役のいる豆まきの仕方
しきたりや風習は重んじたいけど、豆まきは家族みんなで楽しみたいイベント。せっかくなら子供が主役になってほしいと思うのが親心でしょうか。
そこで、本来は豆をまくべき家長の人、つまりお父さんに頑張ってもらいましょう。
鬼役はお面をかぶって、一番奥の部屋でスタンバイ。「おにはそと~!」と、豆を投げられたら、部屋を移動して逃げ回りましょう。段々玄関に向けて、トイレやお風呂も含めた全ての部屋に豆がまかれるように。
玄関まで逃げてきたら、家の外に逃げて行くか、その場でやられたフリをして倒れてみましょう。
鬼役はできるだけ強そうに、そしてかなり派手にやられることをおすすめします。その方が子供たちに
という自信を持たせられますよ!
鬼は外じゃない豆まき
その地方や風習、家庭の状況により、掛け声が違うのをご存知でしたか?
実際に私の実家では、“ふくはうち”は言いますが、“おにはそと”は言いませんでした。おばあちゃんの教えで、たぶん宗教の関係だったと思いますが、詳しい理由は…
ちなみに鬼石地方では地名に由来し、「福は内、鬼は内!!」と掛け声をかけるそうです。
苗字に“鬼”が付くご家庭では「鬼は外」は言わないそうです。
このように、必ずしも「鬼は外、福は内」ではないんですね。
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恵方巻を食べる習慣は関西のもの
最近では、節分に恵方巻を食べる習慣が全国的に広がっていますよね。私が子供のころにはなかった習慣…。それもそのはず。恵方巻はもともと関西のもの。
東北生まれの私には、こんな習慣は無くて当然でした。きっと関東生まれの同世代の方にも、あまりなじみのない風習ではないでしょうか?
恵方巻を食べる習慣は、節分を境に迎える新しい年を、良い年にしたいと願い、厄除けを行うためのもの。豆まきと一緒に行えば、より一層いい年になりそうですね!
まとめ
- 実は鬼役はいらない
- 家長・年男年女・厄年の人が豆をまく
- 数え年分の豆を食べる
- 結局いつもの豆まきが良かったりする
お父さんが鬼役をやって、掛け声をかけながら、ひたすら豆をまく。という感じに行っていた節分の豆まきですが、実はきちんとした方法があったんですね。
窓を開け、鬼を追い払いながら、福を招き入れる。
正しいやり方で豆まきをしても、小さいお子様にはつまらないかもしれません。家族のコミュニケーションの一環として、楽しくできることも大切です。
今までのやり方も、正しいやり方も、どちらもうまく取り入れて、家族みんなで鬼退治できると良いですね♪